専門学校ってどんな学校?
専門学校とは、日本の教育機関の一つです。
・大学
・短期大学
・専門学校
・専門職大学
今日本には大きく分けてこの4種類の教育期間があります。
中でも専門学校とはその名の通り、一つの分野や職業・資格に特化したカリキュラムを組んでいる学校です。
簡単な説明をすると以下のようになります。
大学
4年生が中心で、学部に沿った学問の他に一般教養と呼ばれる数学や外国語等、幅広く学びます。
短大
2年制が中心で、学部に沿った学問の他に一般教養と呼ばれる数学や外国語等、幅広く学びます。
専門学校
2年制が中心で、学部に合わせた学問のみを学びます。
専門職大学
2019年度より開設。4年生が中心で、学部に合わせた学問の他に一般教養と呼ばれる数学や外国語等、幅広く学びます。
つまり、専門学校は目指す職業や資格に特化して2年間を過ごすことで最短で即戦力の人材を目指す機関と言えます。
しかし一般教養を学ばない分、専門的に学んだ分野以外への就職が難しいというデメリットがあります。
また初任給も専門学校より大学の方が高くなる傾向にあります。ただし専門学校の方が卒業が早く、昇給も含めれば大きな差になりません。
専門学校は自ら学ぶ意思が重要
専門学校のイメージは、世間であまりいいとは言えません。
大卒より就職に不利だとか、学生のやる気がないだとか、お金儲けのための機関だとか、そういう紹介をしているネットの記事もたくさんあります。
それらが全て間違っているとは、実は言い切れません。
実際に一般職での就職は大卒よりも優遇されているとは言えません。
やる気のない学生も一定層いるでしょう。
専門学校もボランティアではないため、お金が無いと運営していけません。
しかし2年間、専門的なカリキュラムを受ける環境がある。
講師陣は実際に業界でプロとして働いた経験がある、または現役で働いている。
同じ学校・学科の仲間はそのまま同じ業界の仲間でありライバルとなる。
そうした環境に身を置くことにマイナスな意味があるでしょうか。
要は入学者の意識です。
自分から学ぼうとしない、義務教育の一環、大学は難しいから専門に……
その程度の考えで安易に専門学校を志望する人は、何も得られずお金と時間だけを無駄にするだけです。
専門学校はその道のプロを目指す方のための教育機関です。
高卒就職は嫌だから、大学受験が嫌だから、とりあえず進学はしておきたいから、
そういった人のための機関ではないので、ネットの悪評を気にする必要はありません。